ココマイスターの鞄を選ぶ時、革について知っているのとないのでは大違いです。
私は実際にココマイスターの鞄を手に取って吟味してみた時につくづく感じました。
ココマイスターのレザーについて少しでも知識があると、鞄の価値がとても分かりやすくなります。
そこで私の印象や感じたところなど、鞄を革で選ぶ秘訣を以下に記します。
マットーネ
ココマイスターの鞄の最も多くがマットーネで作られています。
私が感じるマットーネの最も良いところは、手にした時のフィット感です。手に吸い付く感じがします。

使っていく内にさらに柔らかい雰囲気になっていきます。
人の性格も年を取ると角が取れて丸くなると言われますが、だんだん優しくなっていく様な鞄です。
自分がどう思われたいか?
それによって鞄を選ぶ際、判断が変わってくるのでは・・・と私は思います。
優しい雰囲気を好む人にはマットーネの鞄はとてもいいと思います。
マットーネは、名前とは裏腹にマットの雰囲気があまりありません。
新品の時から既に表面に光沢があります。だから、見た目もとても良いですよね。
使い始めるとこの光沢がさらに増して来ます。
大きな鞄ほど、どう艶を増していくか見るのが楽しみになると思います。
クリスペルカーフ
クリスペルカーフが登場した時、
すごいレザーをココマイスターは扱いだしたなぁ
・・・と、感心しました。
ここまで高貴な雰囲気の鞄は、他の皮革ではなかなか作れないと思います。
ココマイスターのコードバン長財布は手にした時に、表面に煌めきがあります。コードバン、” 革の宝石 ”と言われる所以を私は納得しました。
クリスペルカーフを手にした時、表面の輝きに驚きました。コードバンとは異なる雰囲気です。
隙のない光沢 ・・・といった表現をしたくなる様な ・・・
私はすっかり魅せられました。コードバンに勝るとも劣らない最高級レザーです。
それ故、クリスペルカーフのアタッシュケースは上品過ぎるくらい上品です。
クリスペルカーフの鞄には下記の種類があります。
ブライドル
実は私はブライドルレザーを扱わせたらココマイスターが一番だと思っています。
他のメーカーのブライドルレザー製品を色々見て分かったのですが、ブライドルレザーで鞄を作ると無骨になってしまいがちだと言うことです。
最も馬具に使われる程、丈夫なのですから、無骨になってしまうのは当然かもしれません。
ところが、ココマイスターの鞄は洗練されています。私がほれぼれしてしまうのが、ブライドルハンガーブリーフです。
参照) ブライドルレザーの鞄
ブライドルハンガーブリーフに加えて、ココマイスターのブライドルレザーを語る上で忘れてはならないのが、モスグリーンとダークネイビーの色です。
モスグリーンは渋く、光線にいより色が変化します。
また、ダークネイビーは、おしゃれなビジネスカラーです。大人しい色にも見えるのですが、目立ちます。
例えば、ブライドルスマートダレス
ダレスバッグのイメージを大きく変えた鞄です。格好いいダレスバッグと表現したくなるフォルムです。
私にはアタッシュケースの様なスタイルで、アタッシュケースよりも使い勝手が良さそうに見えます。
形がしっかりしているダレスバッグとブライドルレザーの組合せがマッチしていてます。さらにダークネイビーの色が、ビジネスシーンに合います。格好いいだけでなく、レベルの高い仕事を完遂する様な雰囲気がします。
このダレスバッグは他にはないでしょうね。私にはすごく気になる鞄です。
ココマイスターのモスグリーンは、一見、渋い様であり、また光の加減では、鮮やかな深い緑にも見えます。他では見られない色です。
このスタイリッシュなダレスバッグの様子はココマイスターの色、そしてブライドルレザーだから出せるのだと思います。
金色とのキーとも、とても合っていますね。
ブライドルレザーの鞄には下記の種類があります。
マルティーニ
近づいてよく見ると表面に凹凸がマルティーニにはあります。牛革の自然の模様です。
化学繊維メーカーがこの凹凸を真似して合成皮革を作ろうとしますね。それも本来の天然本革のイメージがマルティーニの持つ姿だからだと思います。
天然本革の雰囲気を最も重視したい方には、マルティーニの鞄が向いているかもしれません。
特にマルティーニキングファーガスは大きなボストンバッグです。
天然本革で横幅が50センチを超える大きな鞄となると、存在感があります。
どうせなら良い鞄を持ちたいというなら、マルティーニキングファーガスはそのものズバリです。
かなり贅沢な鞄です。でも、旅先でのステータスになるでしょうね。
マルティーニの鞄には下記の種類があります。